家づくりラプソディー

家づくりラプソディー

延床23坪の注文住宅を建てた経緯や暮らしの紹介。理屈っぽい話題多めです

なぜ注文住宅を建てることにしたか:(1)マンション高い問題

 まずは、どうして注文住宅でお家づくりなんてすることになったのか、という経緯をつらつらと書いてみます。

そもそものきっかけは家賃補助の満了

 妻と結婚してから子供ができて3年。これまで賃貸住宅に住んでいました。
 私の勤め先には家賃補助制度があり、賃貸住宅に入居している従業員に対して毎月一定額の補助金が出ます。
 この制度には利用年数の制限があり、自分にも満了の日が近づいてきました。子供がもう少し大きくなると部屋も欲しいだろうなあ、というところで、そろそろ手頃な中古マンションでも探すかと思い、ざっくり以下のような感じで検討しました。
 
  • 居住エリア(東京・北多摩地区の中央線沿い某駅)は変えない。駅から徒歩30分以内くらいならまぁ許容できる。
  • 2LDK or 3LDK
  • 駐車場が必要
  • ローン支払いに月々11万円+金利分を30年払うイメージ。すると変動金利なら住宅購入費に充られるのは4000万円くらいか
こんな具合で不動産会社に話を聞きに行くと…
 
不動産屋さん
う~ん…う~~~~ん…… キツいです! 
 
えー…

マンションが思ったより見つからない

 私の希望エリアは、分譲マンションといえばここ数年で開発が進んで立ち始めたものが多いです。需要がかなり高いようで、築10年でも4000万円台後半が最低ラインといったところ。まぁ資産価値は高いのでしょうが、そもそも上記予算に合致しません。築20年、30年という物件は出てきますが、やや老朽化が見えてきており、来るべきリノベーション費用や修繕積立金が嵩む予感もしました。
 
 しかも、駐車場の空きが無い物件ばかり。このエリアで、駐車場ありきで中古マンションを探すのはかなりの困難を伴うと感じました。
 
 もっとサラっと手頃な物件が見つかってアッサリ引っ越しを完了するものだと思っていたので、
「これは意外と、腰を据えて検討しないとキツいぞ…」
という空気が夫婦間に漂い始めます。

エリアを変えない理由、そして一戸建てに活路を

 予算に合う物件が見つからない場合、一般的には「エリアを変える」というのが有効な選択肢の一つでしょう。しかし、住み始めて7年、今住んでいるエリアがぶっちゃけかなり気に入っているということがありました。
 
 加えて、社会問題と化している待機児童問題を何とかクリアして子供が保育所に入所できており、しかも幸いにも息子自身も保育園をかなり気に入っているのですが、エリアを変えると保育所を退所しなければならず、またもや保育所戦争に身を投じなければなりません。すると共働きを続けられなくなる可能性もあったのです。
 
 で、どうするべーと悩んでいたところ、不動産屋さんに
「この予算でしたら一戸建てが買えますよ」
と新築戸建てを薦めらます。それをきっかけに、もう少し具体的な資金計画に基づいて、戸建ての購入を検討し始めたのでした。つづく。